学校の人気者は私だけを離してくれない【大学生編】
その様子を少し離れた場所で見ていた人物がいた。
ひまりだった。
「よかったぁ。」
安心したように笑う。
しかし、その隣には一人の女子学生が立っていた。
長い巻き髪にブランドバッグ。
大学でも有名なミスコン候補。
彼女は冬人を見つめながら小さく笑う。
「へぇ……。」
「西園寺冬人。」
「やっぱり面白そう。」
その目には、恋ではなく"狙い"が宿っていた。
その日の夜。
ひまりのスマホに一通のメッセージが届く。
『協力して。報酬は100万円。』
送り主は、その女子学生だった。
ひまりは画面を見つめたまま固まる。
「……え?」
何が始まろうとしているのか。
まだ誰も知らなかった。
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