パブロフの犬
パブロフの犬
問1
動物実験の問題です。
犬にエサやりをする時、同時にブザーを鳴らします。
これを毎回くり返します。
次に、エサを出さずにブザーだけを鳴らします。
犬はどのような反応をするでしょうか?

(1)エサがないので、何も反応しない。
(2)エサがないのに、期待してよだれをたらす。


正解(2)

解説
エサやりと同時にブザーを鳴らすことをくり返すと、犬は、「エサ」と「ブザー」がセットだと学習します。
これにより、ブザーを鳴らしただけで、エサがなくてもよだれをたらすようになります。


問2
動物実験の問題です。
犬に電気ショックを与える時、同時にブザーを鳴らします。
犬は暴れて逃げ出すので、追いかけて捕まえます。
今度は、電気ショックを与えずにブザーだけを鳴らします。
犬はどのような反応をするでしょうか?

(1)電気ショックを与えていないので、何も反応しない。
(2)電気ショックを与えていないのに、嫌がって暴れまわる。


正解(2)

解説
問1と同様に、犬は「電気ショック」と「ブザー」がセットだと学習します。嫌な記憶は、くり返さなくても、たった1回で学習することがあります。


問3
動物実験の問題です。
犬が暴れて逃げ出すので、今度は、逃走防止の拘束具をつけて、実験します。
犬に電気ショックを与える時、同時にブザーを鳴らします。
これを何度もくり返します。
今度は、電気ショックを与えずにブザーだけを鳴らします。
犬はどのような反応をするでしょうか?

(1)電気ショックを与えていないので、何も反応しない。
(2)電気ショックを与えていないのに、嫌がって暴れまわる。
(3)最初は嫌がって暴れまわっていたのに、何度も逃走に失敗すると、何も反応しなくなった。


正解(3)

解説
犬は、「暴れても逃げられない」ことを学習したため、逃げることすら、あきらめてしまいました。


問4
問1から問3の実験をふまえて、あなたに何ができるでしょうか?(自由記述)


解答例
・「良いことをしたらごほうびにお菓子を食べる」など、「良いこと」と「ごほうび」をセットにすることで、自分から「良いこと」ができるようにする。
・嫌なことは、たった1回で学習してしまうので、相手を傷つけないように気をつける。
・「絶望して、逃げたくても逃げられない」人がいることを理解して、安易に「本当に嫌なら、なんで逃げなかったの」と責めない。

くれぐれも、相手に苦痛を与えたり、虐待したりなどして、「抵抗してもムダ」とあきらめさせ、それを「嫌がってなかった」「相手も楽しんでいると思った」と都合よく解釈してはいけません。


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