思ってたのと違う! 女王は最愛の騎士ではなく、狂犬と結婚を強要される
「ふぬぬぬ……!」
言いようのない怒りと苛立ちが、ごちゃ混ぜになる。
リベルラは慌ててドアノブをガチャガチャと捻ったが、どんなに力を入れて押しても扉は開かなかった。
恐らく外側から、ヴァドリックがドアノブを掴んで開かないように押し返しているのだろう。
(夫といい、護衛騎士といい、私を閉じ込めるのが本当に好きなようね……!)
本気でリベルラに大人しくしていてほしいのであれば、初めて足を踏み入れる場所へ閉じ込めるべきだ。
王城の中には、有事の際に王族だけが使える秘密の通路が山ほどあるのだから……。
(噂の真相を突き止めるなら、今しかないわ!)
密会に最適な場所として真っ先に思い浮かぶのは、裏庭のガセボしかない。
ここでは幼い頃、リガルドと初対面を終えたあとから己の護衛騎士となるまでの間、何度も逢瀬を重ねた思い出の場所でもある。
リベルラは再び身を屈め、暖炉の隠し通路へ飛び込む。
その後、狭い道を匍匐前進で進み、ガゼポの様子が見渡せる金網の前までやってきた。
言いようのない怒りと苛立ちが、ごちゃ混ぜになる。
リベルラは慌ててドアノブをガチャガチャと捻ったが、どんなに力を入れて押しても扉は開かなかった。
恐らく外側から、ヴァドリックがドアノブを掴んで開かないように押し返しているのだろう。
(夫といい、護衛騎士といい、私を閉じ込めるのが本当に好きなようね……!)
本気でリベルラに大人しくしていてほしいのであれば、初めて足を踏み入れる場所へ閉じ込めるべきだ。
王城の中には、有事の際に王族だけが使える秘密の通路が山ほどあるのだから……。
(噂の真相を突き止めるなら、今しかないわ!)
密会に最適な場所として真っ先に思い浮かぶのは、裏庭のガセボしかない。
ここでは幼い頃、リガルドと初対面を終えたあとから己の護衛騎士となるまでの間、何度も逢瀬を重ねた思い出の場所でもある。
リベルラは再び身を屈め、暖炉の隠し通路へ飛び込む。
その後、狭い道を匍匐前進で進み、ガゼポの様子が見渡せる金網の前までやってきた。