思ってたのと違う! 女王は最愛の騎士ではなく、狂犬と結婚を強要される
小さな髪を大切そうに抱きしめて泣きじゃくる姿は、気高き女王とは到底思えぬほどに年相応だ。
(私はずっと、勘違いをしていたのね……)
リガルドと結婚するに違いないと思い込んでいた自分が、馬鹿みたいに思えて仕方がなかった。
彼は野蛮な、野良犬ではなかった。
14年間、たった一度だけ言葉を交わした姫の命令を守り、己を愛し続けてきた忠犬だ。
「馬鹿だったんだよなぁ、俺も。幼い頃に交わした約束を守り続ければ、いつかはきっと結ばれると、信じて疑っていなかった。なのに……」
リベルラが声を押し殺して涙を流す姿をどこか困ったように見つめた彼は、己の背中へゆっくりと両手を回す。
「あんたは俺の知らないところで、リガルドと交流を深めていやがった」
それが逃げられないようにするためだと気づくのは、随分とあとになってからだった。
「前国王との謁見後、あんたと抱き合うあいつの姿を目にした時は、どうしてやろうかと思った」
ガルドラが耳元で語る内容が、どんどんと過激さを増していく。
(私はずっと、勘違いをしていたのね……)
リガルドと結婚するに違いないと思い込んでいた自分が、馬鹿みたいに思えて仕方がなかった。
彼は野蛮な、野良犬ではなかった。
14年間、たった一度だけ言葉を交わした姫の命令を守り、己を愛し続けてきた忠犬だ。
「馬鹿だったんだよなぁ、俺も。幼い頃に交わした約束を守り続ければ、いつかはきっと結ばれると、信じて疑っていなかった。なのに……」
リベルラが声を押し殺して涙を流す姿をどこか困ったように見つめた彼は、己の背中へゆっくりと両手を回す。
「あんたは俺の知らないところで、リガルドと交流を深めていやがった」
それが逃げられないようにするためだと気づくのは、随分とあとになってからだった。
「前国王との謁見後、あんたと抱き合うあいつの姿を目にした時は、どうしてやろうかと思った」
ガルドラが耳元で語る内容が、どんどんと過激さを増していく。