思ってたのと違う! 女王は最愛の騎士ではなく、狂犬と結婚を強要される
それに気づいた自分がリガルドに対する憎悪を滲ませた夫を不安そうに見上げれば、銀色の瞳はいつものように感情の読み取れぬ軽薄な表情へと変化する。
「まぁ、その光景を目にしたお陰で、俺は自分が想い合う男女を引き裂く悪役だと気づいたわけだが……」
どんな反応をしていいのかわからずに目を白黒させていると、肩を竦めた彼が冗談めかしてこちらに問いかけてくる。
「どうせ王子様になれないのなら、とことん悪い奴になってやろうと思った。演技、上手だったろ?」
聞きたいことは、山ほどあった。
だが、何から問いかければいいのかなど、さっぱりわからない。
リベルラは声を震わせながら、ポツリと呟いた。
「どうして……。もっと早くに、打ち明けてくださらなかったの……?」
「あいつに想いを残したままの状態じゃ、何を言っても無駄だろ。恋は盲目って、言うもんな。だから、打ち明けるタイミングを窺ってた」
これまで彼と過ごした日々をどれほど思い返しても、夫が秘密を打ち明けるのを躊躇う姿は、どこにもない。
「まぁ、その光景を目にしたお陰で、俺は自分が想い合う男女を引き裂く悪役だと気づいたわけだが……」
どんな反応をしていいのかわからずに目を白黒させていると、肩を竦めた彼が冗談めかしてこちらに問いかけてくる。
「どうせ王子様になれないのなら、とことん悪い奴になってやろうと思った。演技、上手だったろ?」
聞きたいことは、山ほどあった。
だが、何から問いかければいいのかなど、さっぱりわからない。
リベルラは声を震わせながら、ポツリと呟いた。
「どうして……。もっと早くに、打ち明けてくださらなかったの……?」
「あいつに想いを残したままの状態じゃ、何を言っても無駄だろ。恋は盲目って、言うもんな。だから、打ち明けるタイミングを窺ってた」
これまで彼と過ごした日々をどれほど思い返しても、夫が秘密を打ち明けるのを躊躇う姿は、どこにもない。