思ってたのと違う! 女王は最愛の騎士ではなく、狂犬と結婚を強要される
「何よ、それ……。ありえないわ……。リガルドは、モルデント伯爵家の嫡男よ……?」
「本物は、赤ん坊の時に死んでいる。公になってはいないがな」
女王である自分でも知らない話を、ガルドラは何故知っているのだろうか?
リベルラは知りたくもなかった真実に直面し、ようやく合点がいく。
(まさか、彼に私を頼むと遺言を残した理由は……。お父様が、この秘密を知っていたからなの……?)
リベルラは瞬時に答えに辿り着き、愕然とする。
その間にも、彼は淡々と事実を述べた。
「今から14年前、スラム街で誘拐事件が多発した。仲介人は、今は亡きアバタイト伯爵」
「なんですって……?」
「モルデント伯爵家の嫡男にふさわしき男児の条件は、腕っぷしが強く、両親と同じ容姿であればなお好ましい。つまり、金髪だな。んで、白羽の矢が立ったのが、こいつだ」
夫はリガルドを、静かに指差した。
幼馴染はガルドラの方を見ようともせず、未だに青ざめた表情でガタガタと全身を震わせている。
その姿は、先程まで彼に対して憎悪を向けていた様子からは想像もつかないほどに弱々しい。
「本物は、赤ん坊の時に死んでいる。公になってはいないがな」
女王である自分でも知らない話を、ガルドラは何故知っているのだろうか?
リベルラは知りたくもなかった真実に直面し、ようやく合点がいく。
(まさか、彼に私を頼むと遺言を残した理由は……。お父様が、この秘密を知っていたからなの……?)
リベルラは瞬時に答えに辿り着き、愕然とする。
その間にも、彼は淡々と事実を述べた。
「今から14年前、スラム街で誘拐事件が多発した。仲介人は、今は亡きアバタイト伯爵」
「なんですって……?」
「モルデント伯爵家の嫡男にふさわしき男児の条件は、腕っぷしが強く、両親と同じ容姿であればなお好ましい。つまり、金髪だな。んで、白羽の矢が立ったのが、こいつだ」
夫はリガルドを、静かに指差した。
幼馴染はガルドラの方を見ようともせず、未だに青ざめた表情でガタガタと全身を震わせている。
その姿は、先程まで彼に対して憎悪を向けていた様子からは想像もつかないほどに弱々しい。