思ってたのと違う! 女王は最愛の騎士ではなく、狂犬と結婚を強要される
(クロドノルン卿が実力を認めた相手ならば、信頼はできるんでしょうけれど……)
幼馴染の代わりに護衛騎士にするべきだという主張までを、現段階で受け入れる気にはなれなかった。
「ガルドラは、私の王配となる殿方よ。護衛騎士を兼任させるのは、いささか問題がある」
「仰る通りです」
「闘技大会で弱点を晒したリガルドをこのままそばに置いていくのは、殺してくださいと言っているようなものだわ」
「ええ。早急に、代わりを見繕う必要があるかと」
リベルラは彼の口から望みの言葉を引き出し、心の中でほくそ笑む。
(かかった……)
まるで釣り竿の先端に餌をつけて釣りを行い、魚がパクンと食いついたのを確認して、勢いよくそれを引っ張るかのように――。
リベルラは堂々とした口振りで、宣言してみせた。
「では、あなたが私を守りなさい」
「私で、ございますか……」
「もちろん、すぐにとは言わないわ。騎士団長を、誰に任せるか……。それも、重要ですもの」
騎士団長は戸惑いの色を隠せぬ様子で、絶句していたが、どうやら「今すぐでなくとも構わない」と伝えたのが功を成したらしい。
幼馴染の代わりに護衛騎士にするべきだという主張までを、現段階で受け入れる気にはなれなかった。
「ガルドラは、私の王配となる殿方よ。護衛騎士を兼任させるのは、いささか問題がある」
「仰る通りです」
「闘技大会で弱点を晒したリガルドをこのままそばに置いていくのは、殺してくださいと言っているようなものだわ」
「ええ。早急に、代わりを見繕う必要があるかと」
リベルラは彼の口から望みの言葉を引き出し、心の中でほくそ笑む。
(かかった……)
まるで釣り竿の先端に餌をつけて釣りを行い、魚がパクンと食いついたのを確認して、勢いよくそれを引っ張るかのように――。
リベルラは堂々とした口振りで、宣言してみせた。
「では、あなたが私を守りなさい」
「私で、ございますか……」
「もちろん、すぐにとは言わないわ。騎士団長を、誰に任せるか……。それも、重要ですもの」
騎士団長は戸惑いの色を隠せぬ様子で、絶句していたが、どうやら「今すぐでなくとも構わない」と伝えたのが功を成したらしい。