思ってたのと違う! 女王は最愛の騎士ではなく、狂犬と結婚を強要される
彼は恭しく頭を垂れると、頷いた。
「拝命いたします」
「ありがとう。後任の選定が済んだら、また教えて頂戴」
「かしこまりました」
「リガルドには、私から伝えるわ」
「よろしいのですか」
「ええ。もちろん、あなたが私の護衛騎士に、就任したあとの話だけれど……」
彼は「陛下が自ら、護衛騎士に印籠を渡すのか」と、訝しげな視線を向けてくる。
どうやってヴァドリックを言いくるめようか迷っていると、こちらに向かって堂々とやってくる足音が室内に響き渡った。
(使用人であれば、こちらに声をかけてくるはずだわ……)
入室前に許可を取らずに、我が物顔で足を踏み入れてくるような輩は、幼馴染と狂犬しか思い浮かばない。
(面倒なことに、ならなきゃいいけれど……)
どちらにせよ、ヴァドリックと2人でいる姿を見たら、苦言を呈するであろう人たちだ。
リベルラは男性が姿を見せるまで、静かに待ち続けた。
「拝命いたします」
「ありがとう。後任の選定が済んだら、また教えて頂戴」
「かしこまりました」
「リガルドには、私から伝えるわ」
「よろしいのですか」
「ええ。もちろん、あなたが私の護衛騎士に、就任したあとの話だけれど……」
彼は「陛下が自ら、護衛騎士に印籠を渡すのか」と、訝しげな視線を向けてくる。
どうやってヴァドリックを言いくるめようか迷っていると、こちらに向かって堂々とやってくる足音が室内に響き渡った。
(使用人であれば、こちらに声をかけてくるはずだわ……)
入室前に許可を取らずに、我が物顔で足を踏み入れてくるような輩は、幼馴染と狂犬しか思い浮かばない。
(面倒なことに、ならなきゃいいけれど……)
どちらにせよ、ヴァドリックと2人でいる姿を見たら、苦言を呈するであろう人たちだ。
リベルラは男性が姿を見せるまで、静かに待ち続けた。