思ってたのと違う! 女王は最愛の騎士ではなく、狂犬と結婚を強要される
(彼と関係を持った以上、私が幼馴染と結ばれる未来は、永遠に失われてしまったと言うのに……)
自分以外の男に想いを寄せている妻の身体を無理やり暴きながらも、こちらを思いやる余裕のある夫。
そんな彼の姿を目にしたのであれば、「ざまぁみろ。永遠に苦しめばいいのよ」と、怨みを募らせるべきなのに――。
(どうしても、彼を悪く思えなかった)
それは彼が首筋や背中へ余すところなく口づけてくる姿に、愛を感じたからなのだろうか。
ちゅうちゅうと吸いつかれ、あっという間に白い肌へ赤い花が刻み込まれる。
(全身を愛され尽くされて、おかしくなってしまいそうだわ……!)
助けを求めるように、何度もシーツの海を泳ぐ。
与えられる快感を耐え忍んでいたところ、彼の両手が己の指先を絡め取った。
(手酷く抱いてくれたら、嫌いになれた。あの人と結ばれたかったと、涙を流せた。でも……)
ガルドラは野良犬と称されるにふさわしい野蛮で軽薄な言動ばかりをするが――夫が妻に触れる手は、いつだって優しい。
自分以外の男に想いを寄せている妻の身体を無理やり暴きながらも、こちらを思いやる余裕のある夫。
そんな彼の姿を目にしたのであれば、「ざまぁみろ。永遠に苦しめばいいのよ」と、怨みを募らせるべきなのに――。
(どうしても、彼を悪く思えなかった)
それは彼が首筋や背中へ余すところなく口づけてくる姿に、愛を感じたからなのだろうか。
ちゅうちゅうと吸いつかれ、あっという間に白い肌へ赤い花が刻み込まれる。
(全身を愛され尽くされて、おかしくなってしまいそうだわ……!)
助けを求めるように、何度もシーツの海を泳ぐ。
与えられる快感を耐え忍んでいたところ、彼の両手が己の指先を絡め取った。
(手酷く抱いてくれたら、嫌いになれた。あの人と結ばれたかったと、涙を流せた。でも……)
ガルドラは野良犬と称されるにふさわしい野蛮で軽薄な言動ばかりをするが――夫が妻に触れる手は、いつだって優しい。