失恋した男友達と、ルームシェア始めました
1話 練習キスなんて、言うはずじゃなかった
──鍵がまわる音が、やけに大きく聞こえた。
「……おじゃまします」
靴を脱ぎながら言った私に、狭い玄関の奥から
「おじゃまされます」
と、小さな声が返ってくる。
「何その返事」
「いや、だってさ。遥がここにいるの、まだ現実味なくて」
「……おじゃまします」
靴を脱ぎながら言った私に、狭い玄関の奥から
「おじゃまされます」
と、小さな声が返ってくる。
「何その返事」
「いや、だってさ。遥がここにいるの、まだ現実味なくて」