失恋した男友達と、ルームシェア始めました
「なに、それ」


背後から、ひょいとのぞき込む影があらわれるまでは。


「ちょっ、見ないで!」


慌ててスマホを裏返したけれど、遅かったらしい。


「今、『ワンルーム 相場』って読めた」

「気のせい」

「で?」


いつもより少し低い声で問い詰められて、私はソファベッドの上で固まった。

夕飯の洗い物を終えたところだった。

テレビはつけていない。

キッチンの明かりだけがついている、少し暗い部屋。



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