失恋した男友達と、ルームシェア始めました
「……悠真を見るたびに、『あー、この人、ついこの前まで別の人が好きだったんだな』とか。『その人とキスしてたんだろうな』とか。勝手に想像して、勝手に疲れる」


言葉にしてしまったら、ぐさりと自分に刺さった。


「で、そこに上乗せで“練習キス”とかして。なんかもう、ぐちゃぐちゃで。ルームシェアとしても、友達としても、ちゃんとやれてる気がしない」


黙って聞いていた悠真は、しばらく目を閉じて、それからゆっくり息を吐いた。


「……それは、こっちのセリフでもあるけどな」

「え?」

「お前見るたびに、『あー、この人、俺の練習相手してくれたんだよな』とか。『昨日、“怖い”って言ってたくせに、今普通の顔してるな』とか。だいぶ疲れる」


そこ、疲れてたんだ。

思っていたのと違う方向から返ってきて、拍子抜けする。



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