失恋した男友達と、ルームシェア始めました
「……別に、出て行くなんて言ってないじゃん」

「じゃあ、言う?」

「言わない」


くいくい、と問答が続いて、しまいには、ため息が出た。


「ごめん。たぶん、私の方が限界近いだけ」


ぽつりと漏らした本音に、悠真の眉がぴくりと動く。


「限界?」

「うるさいもん、この部屋。静かなくせに。
シャワーの音とか、歯ブラシの音とか、そういうの全部、こっちに届くじゃん。生活音、丸聞こえで」

「ルームシェアってそういうもんじゃん」

「そうなんだけど」


それだけじゃない。



< 47 / 66 >

この作品をシェア

pagetop