失恋した男友達と、ルームシェア始めました
(また、ここまで来ちゃった)


頭のどこかが冷静にそう呟くのに、心臓の音だけが、バカみたいにうるさい。


「……ゆ、悠真。ここ、ソファだよ」


ようやく絞り出した声に、彼は額をこつんと合わせて、笑った。


「知ってる。ソファの端っこ。ベッドの真ん中までは、まだ行かない」

「まだって言うな」


即座にツッコんだのに、「“まだ”だからいいんだろ」と、耳元で低く囁かれる。

耳たぶにかすかに触れた息に、びくっと肩が跳ねた。



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