ただいまヒロイン代理中!
「じゃあ、このガラケーは俺が預かっとくよ。あとで叔母さんに渡しておくから」

「いや、ちょっと待って!」

 私は、バッグの中にガラケーを仕舞おうとした、結城くんの手首をつかんで止めた。

「ガラケーを返すとき、叔母さんに会わせてくれないかな?」

「え? どうして?」

「私の口から、直接話したいことがあるの。お願い!」

 パンッと両手を合わせる私に、結城くんは少しおどろいたような顔をした。

 でも、すぐに「わかった」と穏やかな笑顔を見せてくれる。

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