ただいまヒロイン代理中!
「……ごめんなさい」

 罪の意識にさいなまれて、私は結城くんに頭を下げた。

「学校で見つけたとは言え、叔母さんの物を勝手に持ち出しちゃって……ほんと私、泥棒だよね」

「いや、気にすんなよ」

 結城くんがクスッと笑って、私の頭を軽く軽く叩いた。

「天宮が見つけてくれなければ、今頃埃をかぶったまま、誰からも忘れ去られていたと思うよ」

「そう、なの……?」

「ああ」

 顔を上げた私に、結城くんがにっこりと笑いかけてくれる。

「だから、見つけてくれてありがとな」

 その表情を見て、やっと胸のつかえが下りた気が下りた気がした。

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