ただいまヒロイン代理中!
「なあ、天宮。今朝、叔母さんが使ってる小説投稿サイト見たか?」

「ううん。見てないけど、どうしたの?」

「叔母さんが書いたあの暴走族小説、今日、総合ランキングにランクインしてたんだよ!」

「ええっ! すごい!」

 それって、舞さんの作品が――美月さんや蓮、黒龍のみんなの物語が、たくさんの人に届いてるってことだよね。

 サイト内には数えきれないほどの作品があるのに、その中で多くの人が、舞さんが紡いだ物語を選んで触れてくれたんだ。

 そう思うと、自分のことのように胸の奥がじわじわと熱くなった。

「舞さんの小説、最高だったもんね。私なんか、感動して泣いちゃった」

「ああ。最後は美月と蓮はくっつくだろうと予想がついていたけど、途中ものすごくハラハラした分、ラストにはぐっとくるものがあったな」

「わかる! それでね、こう思ったんだ。――私も小説を書きたいって!」

「天宮が?」

 結城くんがおどろいたように目を見開く。

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