ただいまヒロイン代理中!
 えっ、えええええっ……!

 私を助けてくれたの、結城くんだったの⁉

 しかも、荷物まで運んでくれただなんて……!

 1学期、私とあんまり絡みなかったのに、優しすぎるでしょ⁉

 本当に、好きになってよかったぁ……!


「私、結城くんにお礼を言って来ます!」

 がばりと跳ね起きて、ベッドから出ようとしたそのときだ。

 (なんだろ、これ? 私、何か握ってる……?)

 布団の中にそっと手を突っ込んで、そっと右手を開く。

 あっ! これ、資料室で見つけた、あのガラケーだ!

 とりあえず、香住先生に落とし物としてガラケーを預かってもらおうかな?

 なんて一瞬思ったけど、やめておいた。

 このスマホ全盛期時代、ガラケーを持ってる生徒なんて
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