ただいまヒロイン代理中!
いないだろうし。

 それに、送信済みフォルダの中の暴走族小説は、まだ読み始めたばかりだ。

 この続きは、いったいどうなるんだろう?

 うーん、気になる! 早く読みたい!

「あら? 天宮さん、どうしたの? まだ本調子じゃない?」

「いえ、大丈夫です!」

 私はスカートのポケットにガラケーを押し込むと、荷物を持って保健室を飛び出した。

 お願い、結城くん! まだ校舎の中にいて!

 心の中で祈りながら、全速力で廊下を走っていると、見覚えのある後ろ姿が目に映った。

「結城くんっ!」

 お腹の底から大声でその人の名前を呼んだそのとき。

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