ただいまヒロイン代理中!
 このあと。結城くんのお母さんが、忘れ物を届けに来たとかで、お茶会は急きょ解散。

 私は一人で家に帰ったあと、すぐにガラケーを充電した。

 スマホなら、電池が切れていても充電すればすぐに使える。

 だけど、ガラケーはしばらく充電しないと、電源が入らないみたい。

 まあ、そもそも『次から小説を読むときは、夜寝る前!』って決めてたし、時間を無駄にしないように、しばらくほかのことをやっておこう!

 というわけで、夏休みの課題やゲーム、食事、お風呂を済ませると――あっという間に夜になっていた。

 やることも、あとは寝るだけって感じ。

(早く蓮の所へ行こう。そんでもって、私が美月さんじゃないって誤解を解かなきゃ!)

 ベッドの中で自分に言い聞かせて、大きくうなずいたあと。

 充電100%のガラケーのボタンを押して電源を入れる。

 そして、私は再び、メールフォルダの小説の世界に飛び込んだ。
< 55 / 176 >

この作品をシェア

pagetop