ただいまヒロイン代理中!
 冷房が効いた吹き抜けの館内には、背の高い本棚が迷路みたいにずらりと並んでいた。

 階段の壁一面も本でぎっしり埋め尽くされていて、眺めているだけでわくわくする!

 こんなにたくさんの本があるなら、夏休みの課題の読書感想文を書くのにぴったりな、運命の一冊が見つかるかも!

「あたし、これにしよっと!」

 海羽が、ライト文芸の棚の前で足を止めるなり、迷わず一冊抜き取った。

(選ぶの早っ! 私もライト文芸にしよっかなぁ)

 なんて思ってたら、隣の棚のインデックスに目が留まる。

< 69 / 176 >

この作品をシェア

pagetop