ある熱帯の天使
座席はどうして赤いのだろう。私はそんなことを疑問に思った。赤って落ち着く色ではないよなぁ、なんて思ってみたりした。銀の手すりに腕をかけると冷たい。空調はよく効いていて、半袖の格好で外に飛び出したことを後悔した。自分の腕ってまじまじ見ることは少ないけど、こうしてみると、随分日焼けしたな、って思う。年寄りみたいなこと言うな。
服は水色のボーダーが入った白のTシャツ。ダサいって笑われたことがあるけど、そいつの服装の方が私から見てダサいってことは口にしなかった。ずっとここでたえていくんだろうか。私はそんなことを考えると辛くなってくる。だから考えないようにしてる。親のアカウントから通販で取り寄せた缶の、一見ジュースに見えるお酒はよく効いた。だからよく買って飲んでた、隠れて。親は気付かないみたい、よくそれで笑って暮らせるよ、本当に。私は悲しい、つまり私は悲しいっていう感情に気付くのに遅れてた。今更になって、気付いたって遅いよ、遅すぎる。
服は水色のボーダーが入った白のTシャツ。ダサいって笑われたことがあるけど、そいつの服装の方が私から見てダサいってことは口にしなかった。ずっとここでたえていくんだろうか。私はそんなことを考えると辛くなってくる。だから考えないようにしてる。親のアカウントから通販で取り寄せた缶の、一見ジュースに見えるお酒はよく効いた。だからよく買って飲んでた、隠れて。親は気付かないみたい、よくそれで笑って暮らせるよ、本当に。私は悲しい、つまり私は悲しいっていう感情に気付くのに遅れてた。今更になって、気付いたって遅いよ、遅すぎる。