おかえりが聞こえる病室
小さく息を吸う。

そして——

ピッ。

ナースコールのボタンを押した。



ナースステーション。

「302号室です。」

コール音と同時に、莉奈が顔を上げた。

「行ってきます。」

夜勤リーダーが笑う。

「さっそくだね。」

「はい。」

莉奈は小さく笑い返し、病室へ向かった。
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