おかえりが聞こえる病室
「……きょうも。」

亜美がぽつりとつぶやく。

「いたいこと、ある?」

その質問に、ママも少し緊張した表情になる。

莉奈は一度しゃがみ、亜美と目線を合わせた。

「今、先生から聞いている予定では、今のところないかな。」

亜美の表情が少しゆるむ。

「でも。」

莉奈は続けた。

「先生が朝の診察をして、必要な検査があれば、ちゃんと理由を説明してから決めます。」

「だから、一緒に先生のお話を聞こうね。」

「分からないことは、何でも聞いていいからね。」

亜美は小さくうなずいた。

「……うん。」
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