おかえりが聞こえる病室
302号室へ戻る。

コンコン。

「失礼します。」

亜美は布団にくるまっていた。

「先生からお話があったよ。」

その言葉に、亜美は少し緊張した顔になる。

莉奈はすぐに笑った。

「大丈夫。」

「良いお話。」

「ほんと?」

「うん。」

莉奈は親指を立てる。

「昨日より、お薬がちゃんと頑張ってくれてるみたい。」

「だから今日は、このまま治療を続けようって。」

亜美の表情が少しだけ明るくなる。

「……よかった。」

その小さな声に、ママはほっと胸をなで下ろした。
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