初恋を拗らせたホテル御曹司は癒やしの女医にだけ激愛本能を滾らせる


 ちょっとしたすれ違いが取り返しのつかない結果を招くこともある。

 二度とそうならないためにも、零との絆を揺るぎないものにしたい——

 そう心に固く誓った遥奈は、零への想いを紡ぎ出す。

「零が思っている以上に零のことを愛しているから、安心してね。私の気持ちは——たとえ命が尽きたとしても変わらないから」

 遥奈の言葉を聞き届けた零が一瞬息を呑む。けれど、すぐに真剣な声音で揺るぎない言葉を淀みなく重ねてゆく。

「俺が愛してやまないのも、俺の心を癒せるのも遥奈だけだ。俺が激愛を滾らせるのも、遥奈だけだよ。俺の気持ちも——たとえ命が尽きたとしても絶対に変わらないからね」

 心を一つにした二人の視線が、甘やかに、けれどしっかりと交わり合う。

 互いに最愛の人を心から慈しみ、愛でるようにして——

 二人の間に静かな時間が流れ、あたかも時が止まったかのよう。

 ゆっくり距離を縮めた二人は、誓いを立てるようにして、互いの唇を重ね合わせた。





――FIN――


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