初恋を拗らせたホテル御曹司は癒やしの女医にだけ激愛本能を滾らせる


「ええ⁉ そうなんですか? そういえば、最近以前に増して笑顔が眩しいと思ったら。いいなぁ。お相手はやっぱり同業の方だったりするんですか?」

「え? いや、その――」

 倉科からの追撃に遥奈がしどろもどろになっていると、ランチから帰ってきた看護師トリオの明るい声が響き渡った。

「じゃーんっ! 見て見て、コンビニで見かけて買ってきちゃった。あのハーフイケメン。なんと、インペリアル・インターナショナルを経営するホテル王のご令息で、日本エリア統括支配人なんだって。も~見てよ、この『美しすぎる支配人』って見出しがピッタリすぎる表紙が美しすぎてヤバいんだから!」

 どうやら、ビジネス雑誌の表紙に零の写真が掲載されていたようで、『美しすぎる支配人』と大きな見出しが付いている。

 何だか、住む世界が違うと、暗に言い渡されているような気持ちになってくる。

 倉科らの意識も完全に逸れて、安堵したものの、遥奈の心情は複雑だ。

 そんな遥奈に追い打ちでもかけるようにして、さらなる新情報が飛び出すのだった。

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