溶けてしまうほどの愛を貴方に
そんな私に彼は驚いた表情を見せては抱き寄せてくれて、「そんなこと、僕は気にしてないよ」と頭を撫でてくれた。
そしてそのまま髪の毛にキスをしてくれる。
……でもその髪はカツラで、偽物の髪。
私じゃないわ。
彼は自信をさらけ出してくれているのに、
私は隠したまま。
そう思うと涙が流れた。彼はまた目を丸くして流れた涙を拭ってくれた。
熱のせいか彼の優しさに溺れた私は気づいたらカツラを取って、真っ黒な長い髪を見せた。
そして私はこう言っていた。
「……私を愛して」
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