熱く胸を焦がして
「あのー、地域振興課の相馬ですが⋯⋯」
聞き覚えのある声と名前に振り向くと、そこには「フレッシュくん」と呼びたくなるような、見るからにピカピカの社会人一年生らしい雰囲気を纏った青年が、少し緊張気味に立っていた。
「ああ!私が先日電話対応いたしました、村木です」
私は、慌てて「司書:村木萌美 むらきめぐみ」と書かれたネームプレートの裏から名刺を取り出し、目の前の青年と名刺交換をする。
自分の方こそ、名刺交換すらまだ慣れていない状態だ。
まともに顔も見るだけの余裕もなく、お互いにペコペコしていたが、初めて彼と目が合った瞬間、感電死するかと思った。
その時、自分がどれぐらいの間、どんな顔をしていたのかはわからない。
「村木さん、どうしたの?」
先輩職員の声で、我に返った。
「えっ?あーあの⋯⋯あれ?なんだっけ」
もともと口下手なのに、完全に語彙力がゼロになってしまった。
聞き覚えのある声と名前に振り向くと、そこには「フレッシュくん」と呼びたくなるような、見るからにピカピカの社会人一年生らしい雰囲気を纏った青年が、少し緊張気味に立っていた。
「ああ!私が先日電話対応いたしました、村木です」
私は、慌てて「司書:村木萌美 むらきめぐみ」と書かれたネームプレートの裏から名刺を取り出し、目の前の青年と名刺交換をする。
自分の方こそ、名刺交換すらまだ慣れていない状態だ。
まともに顔も見るだけの余裕もなく、お互いにペコペコしていたが、初めて彼と目が合った瞬間、感電死するかと思った。
その時、自分がどれぐらいの間、どんな顔をしていたのかはわからない。
「村木さん、どうしたの?」
先輩職員の声で、我に返った。
「えっ?あーあの⋯⋯あれ?なんだっけ」
もともと口下手なのに、完全に語彙力がゼロになってしまった。