大変な物を拾ってしまいました
数ヶ月後、ダンジョンが出来上がった。
私は意気込んで入り口に向かった。
「前に、入り口はイヴァンとネオンが担当ってネオンが言ってた。皆、私は入り口で敗退するってバカにしてたから、絶対、最後まで攻略してやるんだから!」
私の他に数人の組のパーティーがいた。
「私はサンガだ。結構、名が通っているパーティーのリーダーなんだ。何故か連れて来られた。君らは後ろに隠れていると良い。」
「私は魔獣師のシャルです。今は魔獣はいないんですが、魔術も使えます。」
「なるほど。私の独壇場になりそうだ。入ろう。」
入ると、綺麗な模様が刻まれた廊下が続いている。
一つ目のダンジョン。
広い部屋にベッドがいくつも用意されている。
「ベッド?こんなダンジョン見た事無い…。」
「そうなんですか?私、ダンジョン1個しか行った事なくて…。」
「そうなのか?初心者か?私が守って…っ。な、なんだ?これ…っ。」
「え?どうしたんですか?」
「くっ。ダンジョンであってはならない事…っ。」
「え?」
なんだかサンガさんの息遣いが荒い。
「あ!もしかして色欲?」
「色欲?くそっ!だからか…っ。」
パタリと眠ってしまった。
他の人達もバタバタと倒れていく。
すると大きな鎌を持った黒のフードを被った魔物が現れて、サンガさんや他の人の心臓に手を入れると、綺麗に光った球を抜き取った。
「死んでる…。」
きっと、さっきの魔物は、ネオンの魔獣だ。
あれ…?なんだか眠い…。ヤバいここに長居し過ぎた…。
意識が無くなりベッドに伏してしまった。
目が覚めると、ベッドに縛り付けられている。
「ふふっ。可愛い子猫ちゃん。僕と気持ち良い事しようね…。」
イヴァンの気配はするけど、イヴァンじゃない…。
その男は私の身体に優しく触れていく。
「ヤダッ!」
「君は、特別に僕が相手してあげる。というかしたい…っ。」
夢の中でイヴァンによく似た男の人がキスをして身体を弄る。
これ…前にイヴァンに盛られた事のある媚薬…っ!
私は、口に力を込めて開かないよう拒否をする。
するとネオンそっくりの男が私の胸に手を入れて鷲掴みにすると、私の心臓から魂を抜こうとした。
コレやられる!
「ホワイトアンドブラック!」
2人に魔術を当てる。
「がはっ…っ!あぁっ!ここで、こんな技を受けれるなんて…っ。」
「はぁ…っ。ヤバ…っ。…っ痛。」
2人が消えると元の場所に戻った。
「はぁ…っ。はぁ…っ。入り口でこれってヤバすぎ。」
他の人を見ると半数近くは、生きていなかった。
次の部屋に行くと、砂漠が広がっている。
少し歩くと屋根が付いたベンチがあった。
「暑いな…。ここは砂?」
「俺は水魔術が使える。俺が行く!」
1人の男が飛び出した。
足元の砂が中央に集まっていき、吸い込まれていく。
蟻地獄…。
「こんなもの!ウォータースプラッシュ!」
小雨が降ったが、砂に吸収されて全く意味をなしてない。
「う、嘘だろ?くそっ!」くそっ!」
足からどんどん吸い込まれている。
「た、助けてくれっ!」
「どうやって助けるんだよ…。」
「少し息止めてて下さい!ウォーターボール!」
男の人を水のボールで包んで引き上げた。
「す、すまない…っ。」
「いえ…。」
「こんなのどうやって攻略したら…っ。」
足元を水で固めて攻撃しよう。
足の裏に水を固定した魔術を使う。
蟻地獄に足を踏み入れると中から巨大な蟻が出て来た。
「ウォーターボール!」
巨大蟻を水出て包み込むと蟻は力尽きた。
次、行こう。
次のダンジョンに入ると水の部屋だった。
スファンはどんな部屋を作ったんだろう。
