失恋した私を拾ったのは、大型犬男子な幼馴染でした
私がご飯を作るのが苦手なのには、理由がある。

一人で食べる分には、何も気にならない。

少しくらい味が薄くても、焦げても、「まあ、いっか」で済ませられる。

でも――

誰かに食べてもらう料理となると、途端に怖くなる。

その理由は、元彼だった。

一緒に暮らしていた頃、料理を作るのはいつも私。

少しでも失敗すると、

「こんなの食べられねえ」

「味、薄くない?」

「もっとちゃんと作れよ」

そんな言葉が返ってきた。
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