失恋した私を拾ったのは、大型犬男子な幼馴染でした
作るたびに評価されるような気がして。

「今日は何を言われるんだろう」

そう考えながら、台所に立つようになった。

気付けば、料理は楽しいものじゃなくなっていた。

きっと、あの頃に傷付いてしまったのだろう。

だから今でも。

誰かに料理を食べてもらうのは、少しだけ怖かった。

でも――

陸斗は、何も言わずに唐揚げを口へ運ぶ。
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