PRIMUS ―推しの家に家事代行として通ったら、毎日が幸せすぎます!―
今にも意識が飛んでしまいそうなくらい、鼓動がうるさかった。
やっぱり、私は極度に緊張してしまう。

目の前のドアがゆっくりと開き始めて、頭の中がぐるぐると回る。
相手が出てきたら、ちゃんと挨拶しなきゃ。
笑顔も作らなきゃ。
言葉遣いも、ちゃんとしなきゃ。

そんなことばかり考えているうちに、心臓の音はますます大きくなっていった。

ドアが開いた瞬間、頭の中が真っ白になる。

「きょ、今日から家事代行を担当します、七瀬こはると申します! よろしくお願いします!」
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