PRIMUS ―推しの家に家事代行として通ったら、毎日が幸せすぎます!―
「あの……それ、バレると思いますよ?」

私の言葉に、湊くんは少し考えるような表情を浮かべた。

「ひなたや雪だったら、バレるかもしれないけど」
「俺は目立たない方だから、大丈夫」

……。
確かに、ひなたくんみたいに華やかな雰囲気があるわけじゃない。
雪くんみたいに、目を引く可愛さがあるわけでもない。
でも。

整った顔立ち。
無表情なのに目を引く雰囲気。
長身で、どこか近寄りがたい空気。
普通に歩いていても、十分目立つと思う。

あなたが一番目立ちます。
そう言いたかったけど、本人が本気で言っているので口には出せなかった。
< 156 / 384 >

この作品をシェア

pagetop