PRIMUS ―推しの家に家事代行として通ったら、毎日が幸せすぎます!―
「騙されたと思って入ってみて」

そう言って湊くんは暖簾をくぐり、店の中へ入っていく。
私たちも後に続いた。

店内はこぢんまりとしていて、座敷は二つだけ。
靴を脱いで腰を下ろすと、どこか懐かしい空気が漂っていた。
店内には、お客さんが二人しかいなかった。

……少し安心する。
下手に賑わっていたら、PRIMUSに気づく人がいるかもしれない。
そんなことを考えながら、私はメニューを開いた。
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