PRIMUS ―推しの家に家事代行として通ったら、毎日が幸せすぎます!―
「……今日だけは、俺だけを見て」
一瞬、部屋が静まり返る。
「きゃー! 湊最高!!」
雪くんは大喜びで拍手をする。
「……変なことやらせるな」
湊くんは額に手を当て、大きくため息をついた。
──やばい。
雪くんと湊くんのやり取りが、破壊力抜群すぎる。
私は思わず、その尊い光景を目に焼き付けた。
「次は、ひなたくんが湊に言ってほしいこと!」
雪くんが楽しそうに声を弾ませる。
「どうしようかな〜」
ひなたくんは腕を組みながら、にやりと笑った。
さっきも大爆笑していたし、きっとまた面白いことを考えているに違いない。
──また尊い場面が見られるかもしれない。
私は思わず期待してしまった。
< 307 / 384 >

この作品をシェア

pagetop