PRIMUS ―推しの家に家事代行として通ったら、毎日が幸せすぎます!―
「……ええっ!? 湊くんの方がすごいです」
そう言うと、湊くんは苦笑いを浮かべた。
「俺、笑うの苦手なんだ」
確かに、無表情なイメージが強いけど。
「そういう人が、たまに笑うと破壊力がすごいんですよね!」
「……ありがとう」
なんだか、湊くんの頬が少し赤い気がする。
「体調悪いですか?」
「……いや、大丈夫」
冷蔵庫に向かうと、貼ってあったメモを三枚手に取り、テーブルに並べた。
今日やるべきことを、一つずつ整理していく。
いつも通り、共有スペースの掃除に洗濯。
今日は買い出しもあるから、時間に余裕がなくなる可能性が高い。
とりあえず、どんどん片付けていこう。
洗濯機を回すと、私は雪くんを探し始めた。
前回、湊くんと買い物をした時、雪くんに「次は誘ってね」と言われたことを思い出した。あの時の流れで、そう言っただけかもしれない。
それでも、一応聞いてみよう――。
「あ、そうだ!」
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