PRIMUS ―推しの家に家事代行として通ったら、毎日が幸せすぎます!―
私はスマホを取り出し、グループラインにメッセージを送った。
『雪くん、どこですか?』
すぐに既読が付き、可愛いうさぎのスタンプと一緒に『引きこもってます!』と返ってきた。
「まさか、部屋?」
雪くんの部屋の扉をノックすると、「はーい」と返事が返ってきた。
私は扉を開ける。
そこには、ベッドの上でだらりと横になっている雪くんがいた。
「大丈夫です!?」
「やる気、起きないだけ〜」
「……今から買い出しに行くんですが」
その瞬間、雪くんは勢いよくベッドから起き上がり、目を輝かせた。
「行く!!」
「行こう!!」
雪くんは素早く着替えると、キャップを深く被った。
そして、私たちはPRIMUSハウスを後にする。
スーパーへ行くのは二回目。
前回の失敗を生かすなら、時間をかけすぎないことが大切だ。
< 323 / 384 >

この作品をシェア

pagetop