PRIMUS ―推しの家に家事代行として通ったら、毎日が幸せすぎます!―
芸能人と一緒にいるなんて、本来なら緊張して当然のはずなのに。
ひなたくんの隣は、なぜだかとても居心地がよかった。
PRIMUSハウスに戻ると、買ってきたパンをキッチンへしまう。
リビングでは、雪くんがにこにこしながら大きく手を振っていた。

「こはるちゃんの紅茶も淹れたから、みんなでお茶しようっ!」
今日は、そんなに働いた気がしない。 明日は朝早い分、しっかり頑張ろう。
そう思いながら、私はみんなの待つリビングへ向かった。

「明日は地方ロケって、何をするんですか?」
「写真集の撮影だよ!」
写真集――。
「絶対買います!」
「買わなくていいよ。あげるから」
湊くんは、ふっと笑いながら優しく言った。
「えっ……本当ですか!?」
「もちろん」
「どこまで行くんですか!?」
「沖縄なんだ! でも、一泊二日だから、すぐ帰ってくるけどね!」
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