PRIMUS ―推しの家に家事代行として通ったら、毎日が幸せすぎます!―
湊くんが静かに言うと、雪くんが顔を上げた。
「僕的には、誰か一人はリビングにいた方がいいと思う!」
確かに。
もしひなたくんが助けを求めた時、すぐに誰かが駆けつけられるようにしておきたい。
「私、最初にいます!」
そう答えると、湊くんがほっとしたように頷いた。
「お願いできるかな?」
湊くんも雪くんも、その表情には隠しきれない疲れが滲んでいた。
きっと昨日から、ほとんど気の休まる時間なんてなかったのだろう。
「もちろんです!」
「もし何かあったら、すぐに起こします。だから、ゆっくり休んでください」
私がそう言うと、湊くんは力なく笑った。
「ありがとう」
「あ、それと……無理に掃除とかしなくていいからね」
「はい。おやすみなさい」
「おやすみ」
二人は静かに立ち上がると、それぞれの部屋へと向かっていった。
広いリビングには、私一人だけが残る。
本当に、みんなは大丈夫なのだろうか。
もし私が、ひなたくんの立場だったら――。
ファンに嫌われていないか。
何を書かれているのか。
怖いのに、気になってしまう。
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