PRIMUS ―推しの家に家事代行として通ったら、毎日が幸せすぎます!―
きっと私なら、エゴサーチをしてしまう。
そう考えた瞬間だった。
気付けば私は、『PRIMUS ひなた』と検索していた――。
見ちゃいけない。
そう分かっているのに、見ずにはいられなかった。
トップに表示されたのは、ニュース記事だった。
『PRIMUS・ひなた、熱愛!!』
その見出しの下には、まるで抱き合っているように見える写真が大きく貼られている。
……違う。
あれは、階段で転びかけたヒロインを支えた瞬間。
そう聞いたばかりなのに。
写真だけを見れば、恋人同士が寄り添っているようにしか見えなかった。
何もやましいことがなければ、大丈夫。
私は、そう信じていた。
だけど、その写真の横には、悪意に満ちた記事が並んでいた。
事実をねじ曲げるような言葉。
読む人の感情を煽るような見出し。
その一つひとつの文字が、まるで嘘を真実へと塗り替えていくようだった。
私は、言葉の恐ろしさを初めて知った。
十分に恐ろしい。
でも、本当に恐ろしい場所は、この先にあった。
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