ムカつく後輩は私のことが好きらしい
こいつに出会ったのは、5ヶ月前。この高校に湊が入学した日だ。
その日、真緒は盛大に遅刻していた。
仕方ないだろう。
春休み明けの学生はみんな生活リズムが乱れて、よほど早起きな人以外は目覚めるのに時間がかかるのは当たり前だ。
というか生活にリズムもクソもねぇだろ…。
まあ、そんなこんなで真緒は通学路を全力疾走していた。
「やばいやばいあと5分で校門閉まる…!」
ふと、道の桜の木の根元に座り込んで、目を閉じてムカつくほど穏やかに眠っている人物を見つけた。それが湊だった。
こいつ…背ぇ高えな。
思えば、このときから真緒は湊のことが嫌いだったのかもしれない。
背が高い奴は全員敵。それが真緒の判断基準だった。
その男(湊)の胸元についている桜のコサージュが目に入る。
「…はぁ?こいつ新入生かよ。」
真緒が声を出したことで、湊の瞼がぴくりと動いた。
その日、真緒は盛大に遅刻していた。
仕方ないだろう。
春休み明けの学生はみんな生活リズムが乱れて、よほど早起きな人以外は目覚めるのに時間がかかるのは当たり前だ。
というか生活にリズムもクソもねぇだろ…。
まあ、そんなこんなで真緒は通学路を全力疾走していた。
「やばいやばいあと5分で校門閉まる…!」
ふと、道の桜の木の根元に座り込んで、目を閉じてムカつくほど穏やかに眠っている人物を見つけた。それが湊だった。
こいつ…背ぇ高えな。
思えば、このときから真緒は湊のことが嫌いだったのかもしれない。
背が高い奴は全員敵。それが真緒の判断基準だった。
その男(湊)の胸元についている桜のコサージュが目に入る。
「…はぁ?こいつ新入生かよ。」
真緒が声を出したことで、湊の瞼がぴくりと動いた。