紫陽花のように、綺麗に咲く君へ。~今日、キミに恋しました~(恋リアの裏側暴露※完全妄想です!!)

③:最初の矢印

「第一印象ですか? やっぱり蓮くんがすごく素敵で……お話ししてみたいですっ!」
インタビューブースのカメラに向かって、乃愛は満面のあざとい笑顔を咲かせた。
しかし、スタッフの「はい、オッケーです!」という声が響いた瞬間、その瞳から一切の光が消える。
彼女の脳内にあるのは、純愛ではなく数字だ。
(ま、蓮は美月とセットで狙い目だけどね。私はフォロワー100万超えの宙(そら)にターゲットを絞って、確実にバズらせてもらうわ)

別のブースでは、晴斗が爽やかな笑みを浮かべていた。
「美月さんは気になりますね。お綺麗ですし」
だが、カメラが止まれば髪をガリガリと掻きむしる。美月は格上すぎてまともにぶつかっても相手にされない。まずは噛みつきやすそうな奴から潰すか……。
華やかな表向きのアンケートの裏で、12人の「売名ターゲット」が冷徹に定められていった。
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