御曹司様はもふもふ好きのペットシッターに運命を感じました
「もちろんです。杏奈さんが困っていたら必ず手を差し伸べる。だから、1人で抱え込むことはしないで、なんでも話してくれ」
また握られた手に力が入ったのがわかった。
「はい。湊さんも私では頼りないと思いますが、なんでもお話してください」
「あぁ」と短い返事とともに頭にポンと手を置かれた。
「じゃあ、これからのことは父さんも含めて話を進めていくから、もう行くよ」
「失礼します」と声をかけて一緒に部屋を出てアレクセイが待つ部屋に戻る。ふたり並んでソファに腰掛けると、アレクセイは足元で伏せた。
「次は杏奈の引っ越しだな。今晩から俺のマンションにおいで」
「今晩からですか?」
「そう。杏奈のことをすぐにでも可愛がりたいんだ」
顔が熱くなり下を向いた私の顎の下に指をかけてきた湊さんに上を向かされると熱いキスをされた。
足元で伏せていたはずのアレクセイが立ち上がり、湊さんの膝に手をかけてきてキスが止まる。
「そうか、アレクセイのおかげだな」
「うふ、本当にアレクセイがいなかったら私たち出会ってもいなかったですね」
ありがとう、と湊さんと2人でアレクセイを抱きしめた。


