『イケメンになりたい!』で始めた学校生活、モテすぎてハーレム状態!?もう戻れない...

やっぱりカオス

波乱の週末が明け、月曜日の朝。

私が教室に入ると、私の机の上が、先週以上の大変なことになっていた。


「ツムギくん、おはよう! これ、週末に焼いたクッキーなの!」

「ツムギくん、こっちは私が選んだハンカチ! 使って!」


親衛隊の女子たちをはじめ、クラス中の女子から、手作りのプレゼントやラブレターが山のように押し寄せている。

土曜日の「カフェでの目撃情報」が校内SNSでさらに拡散され、私の『ミステリアスな私服王子様』としての株が、またしても天元突破してしまったらしい。


「みんな、たくさんありがとう。でも、こんなに貰っちゃったら、僕、お返しが大変になっちゃうな」

私は一人ひとりの目をまっすぐに見つめ、困ったように優しく微笑んだ。


「キャーーーッ! お返しなんていらないですー!」

と、朝から教室は完全なハーレムの熱気に包まれる。


「おい、小鳥遊。これ、頼んでた世界史の課題。出しとけよ」


女子の波を割るようにして、一ノ瀬くんがいつもの冷たいトーンで、私の机にノートをトンと置いた。


「あ、うん。分かった、一ノ瀬くん」

私がノートを受け取ると、周りの女子たちが「キャッ、蓮ツム……!」と、お互いの腕を掴み合って小刻みに震えだす。


女子たちにモテまくりながら、一ノ瀬くんのパシリをする。

このカオスな日常が、私の完璧な居場所になっていた。
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