恋愛偏差値0.01。
その様子を見ていた三人組の女の子の一人が、怖い表情でこちらを見ている気がした。
「あの二人って付き合ってるの?」
そんな声が聞こえてきて、私は焦る。
「……いや、凪の距離感がおかしいだけ」
狂犬さんが否定してくれたところまで聞こえ、私は少しだけ安心した。
着いた場所は、いつもの屋上だった。
最近はいつも三人だったから、二人きりという状況に緊張してしまう。
……なんだか、凪くんとの距離も近いし。
そんなことを考えていると、凪くんはそっと手を離した。
手を繋ぐのは緊張するから、少しだけほっとする。すると凪くんは、フェンスを背にして腰を下ろした。
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