恋愛偏差値0.01。
「……美月っ」
「はい」
「おいで〜ぇ♡」
えっ。おいでって、どこに!?
凪くんは両手を広げたまま、私を待っている。
……ま、まさか膝に?
いや、そんなわけない。
そう自分に言い聞かせながら、私は凪くんから少しだけ離れた場所へ腰を下ろした。
「もうぅ!」
凪くんは頬を膨らませると、ゆっくりと立ち上がった。
凪くんは嫌いじゃない――。
でも、ものすごく嫌な予感がする――。
凪くんは私の後ろへ回ると、もう一度腰を下ろした。
そして、ぎゅっと後ろから抱きしめてくる。
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