恋愛偏差値0.01。
ゲームセンターに入った瞬間、耳が痛くなる。大きな音に耐えきれず、私は逃げるようにお手洗いへ向かった。
なんとなく個室に入り、ほっと息をつく。
しばらくぼんやりしていると、ゲームセンターの騒がしい音の向こうから、聞き慣れた笑い声が聞こえてきた。
少しずつ周りの音が遠のき、代わりに三人組の話し声が耳に届く。
「ねえねえ、狂犬まじかっこいいんだけど〜」
「私は、凪くん派かな!」
「あんたは中性的な人が好きだもんね!」
「私は付き合えるならどっちでも〜」
「分かる!!」
──付き合う?
思わず耳がそちらへ向く。
どうやら、凪くんと狂犬さんの話をしているみたいだった。
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