恋愛偏差値0.01。ー恋愛初心者溺愛されますー【完】

19.君が選ぶ、私


朝ご飯を食べ終えると、私は食器を洗った。
その後、凪くんには家の近くの公園で待っていてもらい、私は急いで家へ着替えに戻る。
少しお洒落がしたい。
そう思ってクローゼットを開けたものの、あるのは似たり寄ったりの服ばかり。
誰かと遊ぶことなんてなかったから、お洒落には無頓着だった。
きっと、小学生の方が私よりずっとお洒落をしている。

とりあえず、まだマシだと思える服に着替え、公園へ向かった。
そこには、オーバーサイズのパーカーにワイドパンツをさらりと着こなした凪くんの姿があった。
その姿を見た途端、自分の格好が急に恥ずかしくなってしまう。

「凪くん! ……私、あまり服を持ってなくて。変ですよね?」
「気になるなら、買うけど?」
凪くんは、ごく当たり前のようにそう言った。
「あ、そんなつもりで言ったわけじゃないです」
慌てて首を横に振る。
「僕は、美月だったら何でもいいんだけど」
そう言って、ふっと優しく笑う。
「でも、美月が気にし始めたら、気になっちゃうよね?」
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