恋愛偏差値0.01。ー恋愛初心者溺愛されますー【完】
「はい!」
そう返事をして、私は凪くんの後を追いかけた。
竹下通りに着くと、人の多さに圧倒されてしまう。
こんなに賑やかな場所へ来たのは初めてかもしれない。
気付けば、少し肩をすくめていた。

「美月ぃぃ♡」
「あ、はい!」
凪くんに呼ばれ、慌てて顔を上げる。
「僕、これ美月に着てほしいなぁ♡」
凪くんのきらきらした視線を追うと、そこには白い、ふんわりとしたスカートが飾られていた。
可愛い。
すごく可愛い。

……でも、私には――。
そう言いかけた、その瞬間だった。
「上はこれ可愛くない?」
凪くんは次の服を手に取り、嬉しそうに私へ見せる。
首元はシンプルなリボンで結ぶデザインになっていて、それがさりげないアクセントになっていた。
< 165 / 293 >

この作品をシェア

pagetop